第一印象
- 穏やか
- 上品
- 伝統
ブランド解釈
文章からは、「尾張名古屋の食文化を楽しんでもらうこと」、「それを未来につなげていくこと」を大事にしており、伝統や文化を尊重していることが窺えます。
デザインや写真を見ると、時間の流れを重んじていて、「お客様に時間を忘れてくつろぎ楽しんでほしい」という想いも感じ取れます。
ロゴについては以下の様に掲載されていました。
お店のある場所(お堀の南西)から見える名古屋城の破風をモチーフにしています。
華やかな発展を遂げた名古屋の城下町と尾張徳川家への敬意、そしてその歴史と文化を次世代へとつなぐ決意をデザインに込めました。引用:蓬左 hōsaについて
お店から見えるものをモチーフにすることで唯一無二のロゴとなっています。
また、単なるデザインではなく、尾張名古屋の歴史を過去から現在、そして未来へと受け継ぐという、強い意志が感じられる象徴的なアイコンと言えると思います。
つまり、蓬左は『尾張名古屋の食・土地・人に敬意を表し未来へつなぐ』ことをブランドとして重視していると解釈できます。
メインビジュアル
スプラッシュスクリーンからメインビジュアルへの移行(煙が上に消えていくような表現)は、日々の喧騒から解放され、ホッと一息つける静かな場所に足を踏み込んだような演出になっています。
背景動画では、大きく取った余白が抜け感を生んでおり、開放感があります。さらに、料理だけでなく空や風、水といった自然の要素も取り入れているので、ゆったりとした時間の流れが表現され、穏やかさを感じます。
レイアウト・余白
左右に縦配置された要素(ナビゲーションなど)のおかげで、縦書きの文章も違和感なく読み進められます。
さらに、メインビジュアルから冒頭部分までが縦一線に整えられているため読みやすく、さらに、大きめの余白が上品な印象を与えています。モバイル端末では、単調さを避けるために余白を左右に配置しています。
「お食事」から「店舗情報」のセクションでは、異なるレイアウトを連続させることで、デザインに動きを持たせつつも、落ち着いた雰囲気を保っています。
配色
全体的に低彩度の配色を採用することで、動画や写真がより際立つように工夫されています。また、セクション間には広めのグラデーションが使用され、ゆったりとした印象を感じます。
「お食事」セクション以降では、薄茶色のアクセントカラーを使い、視線を自然に誘導しながら上品さを演出しています。
文字・フォント
本文には「凸版文久明朝 R」が使用されています。
見出しと本文のジャンプ率は控えめで、行間が広めに設定されているため、上品さが際立ち、ブランドイメージが効果的に訴求されています。
装飾・あしらい
「お食事」と「お部屋」セクションにある背景ロゴの緩やかな動きは、穏やかさを感じさせます。また、「店舗情報」セクションのスライドショーでは、写真を重ねたようなデザインによって遊び心が加わっています。
これらの装飾により、全体的に柔らかさが強調され、「穏やかさ」や「和み」の印象が与えられ、ブランドの印象付けにもつながっていると感じました。
アニメーション
スクロール時に表示されるぼかしの効果や、マウスホバーとスライド画像のゆったりとしたスピード感は、全体の余白やフォントと調和しており、伝統や文化の重みを感じることができます。